唐突の書評第二回
お待たせ致しました、第二回目です。さて、今回は3冊ほど取り上げようかなと
思っております。
まずは、『LUNO』第1巻(冬目景著/エニックス刊)。著者にしては珍しい。
少年誌での連載。しかも、少年ガンガン。ガンガンかぁ。私が中3の冬、
つまり、高校進学の年に創刊したんだよなぁ。あの頃のガンガンってさぁ。メインが
藤原カムイでその多勢。いやぁ、ほんとにそんな感じでしたよ。創刊から1年・・・、
いや無かったな。皆様ご存知の通り、柴田亜美がぐんぐん人気を伸ばしていって・・・
すいません。話がそれました。『LUNO』ですね。どこか懐かしい中世の町並み。
ハナシは不老不死でして、少年誌らしく、少年と少女の幼い恋を含めながら描かれています。
取り合えず、この登場人物としてはこの本で終わるんでしょうけど、ハナシとしてはまだ
、 終わっていません。例えば、懐中時計の謎もそうだし、モルトとアルゴスの正体とは?
これじゃぁ、煽り文だな。−ん、でもまぁ。ガンガンの中で不思議な存在と言えばそうだし、
この雑誌だからこそ、存在している。そんなかんじがするんじゃないかなと。はい。
続いて、『隻眼獣ミツヨシ』(上山徹郎著/メディアワークス発行)。上山先生最近、
見かけないと思ったらこんな所にいたんですね。でもまぁ、別冊コロコロコミックを中心に
描かれているのを知って「なんでまた」と思ったものでした。だって、あーた。『電人ファウスト』
や『ランポ』(ともに小学館刊)を読めば分かるけど、年齢層にあってるのかなぁと。
どちらかと言えば、サンデーGX向きなんじゃないかと。まぁ、デビューした頃はGXは
無かったし、受け皿がなかったんだろうなぁ。だからって言うわけじゃないですけど、
こっちの方があってんじゃないかと。結構、ストレートなんですよね、ハナシとかが。
そういえば。上山先生を知ったキッカケと言うのが上山道郎先生の『怪奇警察サイポリス』
の何処かは忘れましたが、著者近影のところに御兄弟そろって写っていたんである。これが。
さて、同書の内容ですがまだまだ、これからって言う感じですかね。ただ、掲載誌が変わったせいか
何かのびのびと描かれている様な・・・、気のせいですよね。
次はノベルです。『小説鋼の錬金術師』(原作:荒川弘・著者:井上真/エニックス刊)です。すいません。
白状いたします。本来ならばサブタイトルまで書かなければいけないんですけど、読めなかった。
本当にすいません。さて、本題に戻します。私も小説を書く身なんですけど、初めからキャラがいると言うのは
難しいですかね。私の場合、殆ど、オリジナルなのでその点分からないのですが、こう言ったのって
キャラクターがたってないのとやり難いんじゃないかと。濃いとかそういうのもあると思いますが
この点では、キャラがたっているんじゃないかと。そういえば、ヒューズさん亡くなったねぇ。
私も好きだったんだよなぁ。『機動警察パトレイバー』の後藤さんのような雰囲気でしたよね。
本編の『鋼の錬金術師』が好きな方は面白いと思いますよ。でも、あの作品って結構、重たいテーマを
背負っていたりするんですよね。それをどう処理し、その重さを感じさせないかが今後の焦点となるんじゃないか
と思います。なんか、最近読んでいるのってこういうのが多いような・・・。
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