ここは八幡南町三丁目。(仮題)の手書きタイトル第一話

   ハァックション。
 その日、三田啓太は風邪をひいてしまいました。
 ハァックション。
 ここは、千葉県市原市八幡南町三丁目。
 ハァックション。
 「もう、しょうがないわねぇ。今日はお医者さんに行かなくちゃね」
 三田くんのお母さん、啓子さんがそう言いました。
 当然、学校は休みです。
 三田くんは喜びました。
 理由はどうであれ、病欠です。
 三田くんの家から最寄のバス停、日ノ出町から3つ目。そのお医者さんはあります。
 「…、七色内科?」
 「何言ってんの!ナシキ内科よ」
 「…、え?」
 「もう、この子は変なところで、拘るはね。置いて行くはよ!」
 「あ、ちょっと待って…」
 お母さんに引っ張られるように中に入ってしまいました。
 中は空いていて、すぐに名前が呼ばれてました。
 一通りの事を済まして、待たされて、お薬を貰いました。
 お家に帰って、『笑っていいとも』を見て…、お昼を食べて…。お薬を飲んで。
 その後、三田くんは眠くなり、寝てしました。
 次に三田くんが起きたのは自分の身体の異変です。
 何かがおかしいのです。
 心配になって、
 「お母さーん」
 と呼んでも居ません。どうも、寝ている間に買い物へ行ってしまったようなのです。
 確かめてもらえる、人が見当たりません。三田くんはしょうがないので、洗面台にある鏡台の前に立つ事 にしました。
 「……、うわぁ。何これ…」
 そこに現れたのは、全くの違う人。いや、鉄仮面と言うべきでしょうか、その姿は。とにもかくにも三田くん は自分の姿に驚いてしまいます。
 「なんか、これ。テレビで見た事がある…。あ、早朝にやってる戦隊だ!」
 一人で興奮していると、
 「っ、痛っ!」
 急に頭痛に襲われてしまいました。
 そして、頭の中へ訴えかける男性の声が…。
以後、第2話に続く…。続ける気があるんであれば(笑)。
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